学生時代の夢を40代で再起動|絵本を諦めた会社員が、AIと3ヶ月で形にするまで
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山田(42歳・メーカー営業)がスケッチブックを最後に開いたのは、大学受験の直前だった。美大志望だったが、家計と将来への不安から一般大学へ進路変更。就職し、結婚し、娘が生まれた。
毎晩、寝る前に市販の絵本を読み聞かせる。娘は目を輝かせる。「自分で描いた絵本を読んであげたい」——その想いは15年間、胸の奥に沈んだままだった。
絵を描く時間はない。物語を書く技術もない。印刷の方法も分からない。何より、「今さら」という諦めが重かった。
2026年1月、友人との飲み会で「最近、ChatGPTで副業始めた」という話を聞いた。「AIが文章書いてくれるんだって」——半信半疑で、その夜スマホでアカウントを作った。
試しに打ち込んだ。「小さな星が友だちを探す冒険の物語を考えています。どんな展開がいいでしょうか?」
30秒後、画面に物語の骨格が並んだ。星が森で出会う動物たち、すれ違いと再会、最後に見つける「友だちの本当の意味」。——これだ、と思った。
その夜から、山田は毎晩30分、AIと絵本の構想を練るようになった。AIは物語の筋を提案し、山田は「もっとこう」「ここは違う」と修正を重ねた。3週間で、32ページ分のプロットが完成した。
次の壁は、イラストだった。
過去にノートに描いた落書きを引っ張り出し、AIに相談した。「こういう雰囲気の絵を描きたいんですが、僕は絵が描けません」
友人から教わったのは、画像生成AIだった。2026年2月、山田は月額1,200円のプランに登録し、プロンプト(指示文)を書いては生成を繰り返した。
最初の50枚は使えなかった。星の形がおかしい、色が暗すぎる、構図が違う——しかし、100枚目を超えたあたりから、「これだ」と思える絵が出始めた。
生成だけでは足りない部分は、無料のデザインツールで微調整した。背景を切り抜き、文字を配置し、ページ構成を整える。2月末、32ページ分のイラストが揃った。
印刷は、ネットで見つけた小ロット対応の会社に依頼した。データ入稿から10日後、自宅に段ボールが届いた。
箱を開けると、**A5サイズの絵本が20冊、並んでいた。**自分の名前が、著者欄にある。手に取ると、紙の重みがあった。
その夜、娘(6歳)に「パパが作った絵本だよ」と渡した。娘は目を丸くして、ページをめくった。「この星、かわいいね」「このうさぎ、好き」——15年越しの「いつか」が、娘の声になった瞬間だった。
山田が使ったのは、対話型AI(ChatGPT)と画像生成AI、そして無料デザインツールだけだ。費用は合計で約5,000円。制作期間は3ヶ月。
「AIが全部やってくれたわけじゃない」と山田は言う。物語の核は自分で考えた。生成された絵も、何度も作り直した。——ただ、「できない」が「できる」に変わる道が、AIによって見えた。
今、山田は2作目の構想を練っている。今度は娘と一緒に、物語を考えるつもりだ。「次は、娘がヒーローの話にしたい」——そう笑う山田の手元には、またスケッチブックが開かれている。
山田のように「絵本を作りたい」と思いながら動けなかった人は、今、何から始めればいいのか。
まず、物語の骨格を対話型AIと一緒に作ることから始めよう。完璧な文章は後でいい。キャラクター、舞台、展開の3つを決めるだけで、次の一歩が見える。
次に、画像生成AIで「イメージの解像度」を上げる。自分の頭の中にある絵を、言葉で説明してみる。最初は思い通りにならないが、50回、100回と試すうちに、「こういう感じ」が形になる。
最後に、小ロット印刷サービスで「手に取れる形」にする。データ入稿できるサービスは多く、20冊から注文できる。まず1冊、誰かに読んでもらうことが、次の創作を動かす。
HAIIA の認定資格では、AI活用の基礎から実践まで体系的に学べる。絵本制作に限らず、自分の「いつか」をAIとともに動かすスキルが身につく。
山田も絵は描けなかった。画像生成AIは「こういう絵が欲しい」という指示(プロンプト)を受け取り、数秒で画像を生成する。最初は思い通りにならないが、何度も試すうちに精度が上がる。絵を描く技術ではなく、「どんな絵が欲しいか」を言葉にする力があれば、十分に作れる。
AIは道具であり、協力者だ。物語の核、キャラクターの性格、展開の選択は、すべて自分が決める。AIが提案したアイデアを採用するかどうかも、自分で判断する。最終的な作品の責任と誇りは、作った本人にある。HAIIA の3つの軸では、AI時代の創作における自己実現の考え方が整理されている。
山田のケースでは、対話型AI(月額2,000円×2ヶ月)、画像生成AI(月額1,200円×1ヶ月)、印刷費(20冊で約3,000円)の合計約8,000円だった。無料プランでも試せるサービスは多く、まず0円でプロトタイプを作ることも可能だ。
絵本、音楽、ゲーム、小説——諦めたものは、人それぞれだ。
でも、**「できない」が「できる」に変わる道具が、今、手の中にある。**山田が動き出したのは、2026年1月の深夜、スマホでアカウントを作った瞬間だった。
あなたの「いつか」は、何だろうか。明日、AIに話しかけてみることから、それは動き始める。
仲間募集では、AI時代に夢を動かし始めた人たちが集まり、知見を共有している。一人で悩まず、一歩を踏み出してみよう。
この記事は HAIIA Notes からの転載です。